こんにちは。女性スタッフの大熊です。
雨の多い4月で身体がすっきりしない方も多いのではないでしょうか。
先日、アメリカで発達障害児へのはり治療をされている桑原浩榮先生の講習会に参加しました。
ADHDの子供達は、正しい理解と適切な支援で、約半数が成人初期には通常の生活ができるようになっているそうです。それ以外の約半数の人達は大きな困難を背負って生きていくことになります。支援も長期にわたる子供も多くいます。
適切な支援の一つがはり治療です。はり治療以外に食事・スキンシップなどの指導も行います。
多動-衝動性を抑制する能力が高まり、指示に耳を傾けられるようになり、注意の持続時間が増え、失敗が減り、意欲が高まるといった効果がでているそうです。
小児はりは、疳虫・夜泣き・おねしょなど不安定な生活環境や自律神経のコントロールが不十分な時に起こる症状に効果的です。(子供は発育の途上ですので生活環境に敏感に反応します。疳虫などの症状があらわれることは多々あります。)
日本ではADHDと診断された子供が小児はりを受けることはアメリカに比べ少ないかと思いますが、生きにくさを感じている子供・ご両親の支援の一つに「はり治療」が広まるようもっと知識・技術を向上していきたいと思いました。
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